職場環境、家庭環境について

今回は私の身の回りの環境、主に職場と家庭について書いていきたいと思います。

 

男性で育休を取得したというとどうせ福利厚生の恵まれた大企業に勤めているのだろうと思われるかもしれませんが、残念ながら(大企業に勤められるなら勤めたい…)しがない中小企業に勤めています。

 

その上、歴史だけは長く100年以上も続く会社のために考え方は未だに昭和をズルズル引きずっています。平成30年も目前なこの時代なのに。

そんな会社のために男性の育休取得者は私が初でした。育休取得経験のある総務畑の女性たちこそ応援してくれましたが、どちらかというと異端視されることのほうが多かったですし、職場復帰した今でも多いです。

転職組であることもあって余計に風当たりが強いこともありますが。

 

とは言え、物心着いた頃から異端者扱いされることには慣れていますし、頭おかしいんじゃないのか?と言われることは私にとって誉め言葉ですので、そんなに気にはなりません(笑)

 

育休を取得したために社内ではちょっと浮いた存在とはなっていますが、今年改正された改正育児・介護休業法によって同僚によるパタハラ、マタハラを含めて会社は従業員を指導する義務を科されているくらいですので、日常業務のなかで不利益を被ることはありません。

万が一にも不利益を被ることがあれば『都道府県労働局雇用環境・均等部(室)』に相談する覚悟でいます。

 

お伝えしたいことは、もしいま育休取得を迷っているプレパパさんがいたら育休取得は労働者の正当な権利であって、また不利益を被ることがないように法律でも守られていますのでそこは安心して一度会社に思いの丈をぶつけてみて下さいということです。

 

続いて家庭環境についてですが、我が家は1人目の妊娠がわかったときに妻の実家近くに引っ越しました。

このときはまだ育休を取得しようかどうか迷っていた時期で、せめて妻の実家近くに引っ越すくらいはして、妻の負担を軽減しようと考えたことが引っ越しの理由でした。

実際、この選択はすごく正解だったと思います。新生児の頃(生後1ヶ月まで)は毎日お義母さんが来てくれていましたし、今でもご飯やら食料品やらを分けてもらって大変助かっています。

2人目の妊娠がわかってからは週に3~4日は日中様子を見がてら寄ってくれています。

 

ワンオペ育児という言葉が聞かれるようになりましたが、子育てはママ1人ではキツすぎます。

もし実家の手助けを受けられる地域に引っ越しが可能であったら、是非一度検討してみてください。

そして、パパが育休を取得するのが難しい職場、または、理由があるということはまだまだあると思います。その場合はママの負担を少しでも軽くするために、パパは最低限自分のことは自分でできるようになっていただきたいと思います。そして、お財布が許すのであれば一時保育やベビーシッターを活用して、月に1日でも構わないのでママに息抜きできる時間を作ってあげてください。

 

ママが楽になると、パパも巡り巡ってきっと楽になります。

ママが育児で疲れて家庭内がギスギスするくらいなら、毎日ちょっとだけでもパパが家事を分担することでそのギスギスは解消されるかもしれません。

 

育児に関する負担の感じ方の違いが原因で離婚に至る夫婦は年々増えています。特に子どもが1~2才になる頃に離婚率は上がります。子どもが成人するまでのあいだ養育費を払い続けられる経済的余裕があればそれはそれで結構ですが、なかなかそうはいかないのがこのご時世ではないでしょうか?

離婚による経済的損失を考えれば、日々の洗濯や皿洗い、ゴミ出し、食事作りなどたやすいことではないでしょうか?

 

子どもに手かがるのは小学校にあがるまでと聞いたことがあります。逆に言えば、小学校に上がるまでの5~6年しか子どもには手をかけられないことになります。

この5~6年を長いと見るか、短いと見るかは人それぞれでしょうが、長い人生のうちの5~6年間について仕事よりも家庭を優先すれば、将来の家庭円満に大きく繋がるとしたらこれはなかなか価値あることではないかと私個人の考えでは思います。